せふれの品格 3巻 あらすじ&感想【ネタバレ注意】
公開日:2016/05/13
*この記事には『セフレの品格』3巻のネタバレが含まれています。
セフレの品格 3巻 あらすじ
華江は6年前(30歳頃)乳ガンが発覚し手術。結果として自分でも見とれるくらい美しかった胸(女性の象徴)を失ってしまう。
そんな華江を夫は抱かなくなった。
セフレの品格3巻は、夫に抱かれるため(女として見てもらうため)に乳房再建の手術を受ける華江を描くシーンから始まる。
美しい胸を取り戻した華江は夫に胸を見せるが、『きれいに作れたね』と言われてしまう。
手術をして乳房が元に戻っても抱いてくれない夫に失望し、自分がなくしたのは乳房だけではないと感じてしまう。
そんな華江を「今も昔も完璧な女だよ」と慰める一樹。セフレ関係を復活させる。
一樹とのSEXを楽しいと思う華江はこの手が夫だったらいいのにと思ってしまう。
華江の自宅でSEXする一樹と華江だったが、予定より早く帰ってきた華江の夫にSEXしてるところを覗かれてしまう。
夫が覗いていることを知り、行為を続ける一樹は、極上の女である華江を抱かない旦那は男じゃないから別れろと言う。
別れたくない、夫を愛していると言う華江を見て興奮を覚える華江の夫を一樹が華江の傍に促す。
華江に「抱けなかったのは愛しているから、病気の華江を壊してしまいそうで怖かった」と伝え、今なら抱けそうだと伝える。
一樹のおかげで華江を抱くことが出来て感謝しているという夫。これからも一樹との関係は続けていいと言う。
後日、夫公認で浮気をするなんてどう思うかと華江に聞かれた抄子は「さんざん悩んだ上での夫婦の結論でしょ、それは愛し合っているからこその信頼関係だね」と答えた。
一樹に会いたくならない?と問われ何も答えられない抄子。
「会ったら心がかき乱される」と思い、猛の存在を確認し、安心を求めるように手を繋ぐ。
しかし、その時かかってきた一樹からの電話に動揺してしまう抄子。
同窓会に出ないか?と言われ「一樹に会える・・?」と思う抄子。
猛は抄子の電話を取り「お前は抄子さんの何なんだ?」と怒鳴る。
「抄子の元セフレだよ、君は2代目か?」と笑う一樹に、ふざけるなと怒鳴る猛。
電話がつながっているのを確認し、一樹に聞かせるように抄子を抱く猛。
その電話を切り、「抄子の声が聞きたかったが、よせばよかった」と言う一樹を華江は慰めようとする。
事後、猛のまっすぐな感情に癒される抄子だが頭の片隅には一樹を感じてしまう。
「髪は染めてエステで肌を磨いても確実に年を取ってる。いつまで女でいられるんだろう?いつまで求めてもらえるのか・・?」
「結婚は・・セックスなしでも成り立つけど、セックスのなくなった恋愛関係は・・ましてセフレは?」
「私が女の賞味期限を過ぎたら。セフレが成り立つ訳がない。その時は一人になる時・・」
「でも仕方ない。結婚という保証を捨ててセフレの楽しみを選んだのは私だから」
一樹に誘われた同窓会と猛の試合がかぶってしまったので、猛の試合を選ぶ抄子。
猛は無事試合に勝ち、東洋太平洋チャンピオンになる。
「ファイトマネーも入ったし今日は奢るよ。」と言う猛に連れられ同窓会会場に連れて行かれる抄子。
一樹と猛が対面し、空気がピリつく。
その時、抄子がいきなり下腹部を抑え倒れてしまう。
一樹の病院で検査を受けることになる抄子は、良くないと言われ、大きな病院に精密検査に行けと言われてしまう。
一樹の紹介で大きな病院で検査を受ける抄子は、子宮筋腫と診断され、子宮全摘が望ましいと言われてしまう。
妊娠できなくなるのに抵抗があったが、この痛みから解放されるなら、子宮がない方がセフレには好都合なのかと考え、全摘がいいかなと言う抄子に対し、抄子と子供を作りたいと言う猛。
決めるのは抄子だと言う一樹は抄子に「悩んだらいつでも相談に来い」と言い去っていく。
抄子のことを支えてあげたいという気持ちが大きい猛が重いと感じる抄子。
健康になることが大事で、子宮は必要ないと自分に言い聞かせる抄子だが、ふんぎりがつかない。
「乳房や子宮がなくたって生きていける。女の象徴を無くしたからこそ美しさでは負けたくない。そうやって自分自身も騙すのよ」
「女は心が枯れない限り女なの。そして見る目のある男はそんな女をほっとかないのよ」
と励ましてくれる華江に勇気づけられる抄子は、セカンドオピニオンに一樹のクリニックを訪れる。
一樹にいろいろ相談に乗ってもらった抄子。
猛と違う大人の対応を見せる一樹に安心する。
それから..と話を変え、パイプカットをしたが、手術で精子の通り道ができると話す一樹。
その話を聞き、いつか一樹の子を産めるなら子宮は取りたくないと考える抄子はそのまま眠りにつく。
眠っている抄子にキスしようとする一樹、寝言で一樹の名前を呼ぶ抄子を見た猛は2人が両想いだということを知り、その場を走り去る。
道で泣いている猛を心配して声をかける咲。(この時初対面)
そんな咲に、自暴自棄になった猛は一緒に遊ばないかと言うが、断られてしまう。
失恋でもしたの?と聞く咲にあきらめがつかないと答える猛。咲をバイクに乗せて走り去る。
しばらく走って咲をおろす猛。咲にキスしようというそぶりを見せるが、咲が動じないのでそのままキスしてしまう。
送るよ、という猛に電車があるからいいと答える咲。
あんまり思いついちゃダメだよと言い明るく去っていく咲に不思議な子だと思う猛。
病院で診察を受ける抄子は、好きな人がいるから子宮を残したいと伝える。
保険は利かないので130万円掛かると言われ驚く抄子だったが、一樹を想い手術の予約を入れる。
病院を出た抄子を迎えにきた一樹は、治療費(150万円)を出してあげると言うが「私たち今はセフレでも何でもない」と言われ断られてしまう。
抄子の元を訪れ、別れを切り出す猛。
抄子はごめんと謝る。
オレのこと、ちょっとは好きでいてくれた?という猛にもちろんと答える抄子。
セフレなんて汚い関係を強要しちゃってごめんねという抄子に、
「いや..汚くなんかない。汚くなんてなかったよ...」と答える猛。
しばらくはボクシングに専念する。元気でねと抄子の元を去った後、抄子を支えろと一樹に伝える猛。
手術が終わりベッドで横になる抄子の元に一樹がやってくる。
治療費は全額払っておいたと言う一樹にそんなこと絶対にダメだと言う抄子。
ご家族以外の立ち入りはご遠慮くださいと言われた一樹は婚約者ですと答え、プロポーズする。
どうして今更..と思う抄子に、好きだからと答え、婚姻届を置いていく一樹。
抄子は頭の中が混乱しながら眠りにつく。
「結婚したらどーせHはしなくなる」と言う一樹に「夫婦になるとどうしてしなくなるのかな?」と問う抄子。
「たいていの男は妻にエロスを求めない、空気のように居て当たり前の存在だから」と答える一樹。
結婚したら浮気はしない、抄子を大事にする。と言う一樹に困惑し、
これが女の幸せだと思いながら、一樹との刺激的なセックス(幸せな時間)が無くなることに戸惑っている。
「きっと男は妻に貞操を求め義務としてのSEXはできても欲情しなくなる」
「それは家族になるから。妻は夫の所有物になってしまうから」
退院した抄子に教会に行こうと誘う一樹。
『自分の求めるもの』を決めた抄子は車を停めるように言い、私はあっちがいいとラブホテルを指さす。
「何言ってんだよ?エロはもういい」と言う一樹に「大事になんかしないで。メチャクチャにして」と言う抄子。
「いつまでも男と女でいたい。私に欲情して」
「そういうSEXは結婚してしまったらできない。だから..」
と言い車の中で燃え上がる抄子と一樹。
ラブホテルに入り、SEXする抄子と一樹。
『これがなくなったら私は生きる悦びを失くしたも同然だ』と感じる抄子。
「一樹に貫かれるために私は女でいる努力を惜しまない」
「40になったて、いくつになったって花は枯れない」
『たかがSEXじゃない。それは私が一樹に求める一番大切なもの』
結婚で手に入るものより、失いたくないものがあると思い、抄子は婚姻届をゴミ箱に捨てる。
セフレの品格 3巻 感想
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